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TA2020-020 DC直結スペシャル [横濱音羽製作所]

ちょっと前のブログに書いた、デジタルアンプが届きました。

ことの始まりは、横濱音羽製作所さんから届いた1通のメールでした。
ML-1(横濱アンプ)の保障期間が1年保障から5年保障に延長されるという内容だったのですが
そのメールの中に、余談としてデジタルアンプのキットを出す予定という事がちょろっと書いてあり
「なぜ?」という気持ちで好奇心がわきました。

横濱音羽製作所さんの作るアンプは
見通しの良い広い音場と躍動感のある音楽性の高い音質で
とても気に入ってます。

ガレージメーカー製のアンプは、製作者のポリシーや音の好みが強く出るので
メーカー製のように最大公約数的な無難な音ではないので面白いです。

実は、俺がメーカー製よりガレージメーカーの物や
自作品のアンプやDACやスピーカーを好むようになったのは
横濱音羽製作所さんのML-1を購入したのがきっかけだったりします。

なので、当然次のアンプも同じポリシーで製作されるんだろうと思ってましたが
なぜ、デジタルアンプのキットなんだろうと不思議でした。

デジタルアンプだと
音場は前後に広がらないし能面のような無表情な音になるんじゃ・・・。

デジタルアンプは巷での評価が高いので
実際に2機種ほど購入してみましたが、どちらも期待はずれでした。
音の好みは千差万別で、実際に自分の環境できいてみないと
本当のところはわからないということを思い知らされました・・・。

うちは能率の高いスピーカーが多いので、デジタルアンプのよさが出なかったのかもしれませんが
クリアだけど躍動感のない平べったい音で、すぐに使わなくなりました。

そういった経緯もあり、好奇心からすぐに自分のデジアンに対する印象などを書いて返信しました。

その後、何度かメールでデジタルアンプキットの説明をしてもらい
さらに、試聴までさせてもらえる事になりました。
自宅試聴とか初めて!
ドキドキ・・・。

このデジタルアンプは横濱音羽製作所さんがプロデュースという形で
横濱アリスさんというサークル(?)から今月中旬12月中旬に発売(配布)予定のようです。
現在配布中です。
名前はずばり、TA2020-020 DC直結スペシャル。
名前からもわかるように、トライパスのTA2020を使用したアンプです

トライパスのチップを使用したデジアンのキットは
若松通商さんから発売されていて、わりと評価も高かったはず。
でも、トライパスって倒産しちゃったんじゃなかったっけ・・・。

俺、スワンを鳴らすために
トライパスのta3020を使ったAP-70を買ったのですが
つまらない音ですぐにつかわなくなりました。
スワンとは(俺の好みとは?)相性がよくないようでした・・・。

以下、横濱音羽製作所さんからの説明を転載いたします。
*太字が転載部分です

トライパス社のデジタルアンプIC:TA2020-020を使ったパワーアンプのキットです。 かなり、いまさら感があるものですが このチップ、いじればいじるほどとてつもないポテンシャルを発揮します。 最初は少し遊ぶつもりが、つい(私の)悪乗りが過ぎて部品数230を超える 全く難儀なハイパーチューンキットになってしまいました。 これではとても手軽さが身上のデジタルアンプとはいえませんが そのかわりデジタルアンプとは思えないほどの驚くほどの描写力を持っています。

この説明を聞いて、ちょっとクラっときました。
俺、こういう説明に弱くて・・・。
もう、妄想全開モードになっちゃう!!

これで本格的に興味がわき、何度かメールで質問して
詳しく解説してもらいました。

わからない事も多いのですが
なかなか良さそうなアンプに感じました。

たぶん、俺の試聴記よりも参考になると思うので
以下、また横濱音羽製作所さんからの説明を転載します。
*太字が転載部分です

経験上、デジタルアンプは一定の水準以上の音質を得ることは極めて容易なようです。 大変クリアな音質を持っているため、市販の安価なアンプでも比較的評価は高いようですね。 特に最近の低音再生を重視した、重い振動板を持つスピーカーを強力にドライブしますから そういったスピーカーのユーザーからは評価が高いかもしれません。>

しかしながら、デジタルアンプは高周波回路であるため、その音質を極めようとすると 電源システムや基板配線パターンなどの基礎技術に対して、要求水準が急激に高くなります。


トライパスもデータシートに載っているメーカー指定の使い方では充分な能力を発揮できません。 いまだに優秀なチップであるのに実にもったいないです。 最近のデジタルアンプのチップはコストダウンが優先されていて、 お金をかけて音質を追求しているチップが少ないのです。 トライパスのチップはデジタルアンプの原型機に近いアーキテクチャーを採用しているので、 ユーザーが使い方を工夫できる余地があり、頑張ればかなりのハイエンド・アンプを製作することが可能です。

いかに優秀なトライパスのチップでも電源に気を遣わないと実に平べったい音を出します。 クリアでパワフルなんだけども情緒の無い音です。 ○○さんのおっしゃるように空間の広がりのない音になります。定位だけはいいんですけどね。

特に○○さんがお使いの高効率で繊細なスピーカーだとこの問題はより顕著に出そうですね。 はっきりくっきりだけど、奥行きの無いつまらない音でしょうか?


というわけで、数年前にトライパスの超絶ハイパーチューンアンプを製作して納品したことがあります。 今回のキットは、その技術をキット用に製作・調整しやすいように焼き直ししたものなんです。 超絶チューンのままでは、あまりにもコストがかかりすぎ製作も難しすぎますので… ちょうど、トライパスで遊ぶことになったので、ちょうどいいかなと。 それでも部品数がかなり多いのでちょっとやりすぎた感はありますが…

チューンされた項目はこんな感じです。

・DCアンプ化  トライパスは入力にバイアス電圧がかかっているためにカップリングコンデンサーが必要です。  バイアス電圧に自動追従するFET差動回路による高音質直結回路を開発することでカップリングコンデンサーを排除しました。  入力から出力までをDC直結アンプとすることで高音質化。繊細。情報量アップ。低音強化。

・各部独立電源化  トライパスにはパワー電源、デジタル電源、アナログ電源の独立給電化が可能です。 但し、メーカー指定の方法ではないため、各部の立ち上げタイミングを誤るとチップ内部で絶縁破壊が起きます。 充分な高周波対策を採れば高音質化が可能。全体のクオリティーアップにかなり有効です。

・アースの分離  トライパスは高出力の高周波回路であるために、パルスノイズの飛びつき対策として アナログ回路とデジタルパワー回路のアースを完全に分離しフェライトビーズ(高周波を熱に変えて吸収します)を介して一点接続。 音の滑らかさ、上質さが格段に向上します。

・バスブースト回路  低音が弱い、と言われることの多いトライパスのために低音の増強回路を備えています。 セッティングの変更もできます。DCアンプ化で低音が良く出るようになったので不要かも…

・DCサーボ  DCアンプ化したことで出力から直流が漏れ漏れになってしまいます。 スピーカーを焼いてしまうと大変なのでDCサーボで直流漏れを自動で押さえ込みます。 音質に影響を与えないために超低周波DCサーボを使用します。

・出力保護リレー  メーカー指定の使い方を大幅にたがえているので万が一の事故に備えます。 DCサーボの能力を超えて直流漏れが発生した場合や、電源電圧が低下して回路動作が不安定になる場合にスピーカーを緊急遮断します。 また、電源投入時には回路動作が安定してからスピーカーを接続する遅延機能も備えます。

…と、まあ、かなりのてんこ盛りです。安全装置まで完備しているので、通常であれば、 これはキットではなく製品となるものですね。完全にハイエンドの音質になりましたし。

皆さんには是非頑張って(挫折せずに)作ってもらいたいものです。 はたして何人がチャレンジしてくださるか楽しみでもあり、心配なところでもあります。

ところで、このアンプは電源に対して非常に高い性能を要求します。 試しに普通の電源で動かしてみると、びっくりするほどつまらない音が出ました。 なので、やはりよい音で聴いていただきたいので、ちょっと変則的ですが、今回 は別に電源基板とコンデンサーー基板をセットにすることにしました。 (実は起動時の突入電流が大きすぎて、市販のACアダプターでは起動すらしませんでした…) ユーザーはコンセントからAC100Vを直接繋ぐことになります。

最初の説明でクラっときたのですが
何度か説明してもらってるうちにクラからクラクラになりました。


2020-020 DC直結スペシャル1.jpg
上:市販トライパスキット。
下:TA2020-020 DC直結スペシャル(試作中)基板。
この写真の基板は試作中の物で、実際はさらに大きくなる予定だそうです。

2020-020 DC直結スペシャル4.jpg
組み立て後は、こうなるみたいです。
高性能なトロイダルインダクターを採用してあるって書いてありました。

以下、説明転載
*太字が転載部分です

写真に写っている赤っぽいリング状のパーツがトロイダルインダクターです。 構造的には電源トランスの親戚ですね。ここでは、トライパスの出力フィルターを構成しています。 説明がややこしくなるのですが、トライパスが出力するパルス信号を 滑らかな音楽信号に変換(復調と言います)してスピーカーに受け渡す役割を持っています。 インダクターとしてはトロイダルが最も理想的なものなので採用しています。

もう少し説明させていただくと、アナログアンプはスピーカーと電源の間にトランジスター(やFET)が割り込む構造をしています。 そして、トランジスターの電気抵抗を音楽信号にあわせて滑らかに変化させることで 電源からスピーカーにパワーを送り込みます。 その際の滑らかさや変化の仕方はトランジスターの特性に依存します。 一方、デジタルアンプはスピーカーと電源の間にFETが割り込む構造をしている点では アナログと同じなのですが、FETがオンかオフかのスイッチング動作をします。 このことからもスイッチングアンプなどとも呼ばれています。 このとき、出力はパルス状になりますが、これは復調フィルターで簡単に音楽信号に戻すことができます。 アナログに比べると、一見不自然な方法ですが大きなメリットがあります。 FETがオンになったとき、その抵抗値は大変に低いため、ほとんどスピーカーと電源が直結している状態とみなせます。 つまり、FETの特性の影響を受けにくいのです。 FETの抵抗が極小と言うことは電流雑音が発生せず、FETが発熱しないため熱雑音の発生も抑えられます。 また、スピーカーのドライブ能力も高くなります。

当然、このような仕組みなので、電源への要求性能はとても高くなります。 電源の音を聴いているアンプだとも言えるかもしれません。

ここまでくると、なにがなんだか・・・。
まあ、なんか色々と工夫をしてあるんでしょ。
きっと・・・。

このアンプの試作機(?)を2日ほど試聴したましたので
感想を書く予定だったのですが、説明の転載だけで
予想外に長くなってしまったので
試聴した感想は、明日のブログで書きます。

つづく
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コメント 4

きゃーる

龍門さん、こんばんわ^^

デジアン届きましたか^^
出力にカップリングコンが無い!
とは怖いと思いましたが、ちゃんと保護回路が
ついてるんですね^^*
ただうちの場合はビンテージSPなので、
飛ばすと後がないのでやっぱOPTで
アイソレートされてるほうが安心かなあ。。。
しかしなかなか大きな基盤ですね^^
音のレポートが楽しみです^^
by きゃーる (2010-11-11 00:49) 

龍門

きゃーるさん、こんばんは。

カップリングコンデンサがないと、ちょっと危険ですか?
俺、よくわかってなくて・・・。

きゃーるさんのスピーカーは
飛ばされちゃったらシャレにならないですね。
ユニット高いから。。。

>音のレポートが楽しみです^^
ボーカルものが、かなり気持ちよく聴けます。
by 龍門 (2010-11-11 02:00) 

きゃーる

龍門さん、こんばんわ^^

コンデンサは直流を通さないので、SPに
直流が流れるのを防止してくれるとじぶんでは
理解しています^^;
直流が出っぱなしになるとコイルが焼けたり
するのではないでしょうか。。。
by きゃーる (2010-11-11 23:08) 

龍門

きゃーるさん、こんばんはー。

俺、カップリングコンデンサっていうと
交換して音の変化を楽しむパーツというイメージしかなくて・・・。
なんのためのパーツか全然わかってないです。
ちなみに、俺の使ってるSE-200PCI(改)も
カップリングコンデンサは取っちゃってるみたいです・・・。

by 龍門 (2010-11-12 00:22) 

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